したたか

2015.4.7 (火)

私はしばしば、従業員に対して「もっと
したたかになりなさい」 と言います。

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「したたか」を漢字で書けば「強か」、
つまり強いと書きます。これはどういう
ことか。世間的には、「したたか」とい
う言葉のイメージは、けっして良いもの
ではありません。しかし、企業というも
のは、世間から「強い会社」「たくまし
い会社」だと思われなくては商売あがっ
たりです。「あそこの会社はなんだか頼
りないなあ」と感じる企業の商品を皆様
は積極的に買いたいと思わないでしょう。

つまり、社長、幹部、社員がそれぞれし
たたかで、組織としても柔軟性がある。
これが、真に素晴らしい会社だと私は思
うのです。 こう書くと一部の人には、
「したたか=相手をだますようなこと」
と思われてしまうかもしれません。でも、
それはちがいます。したたかさとは、つ
まり要領の良さです。無駄なことを省き、
できるだけ最小限の努力で大きな結果を
手に入れるセンスのことです。

例えば夏場の個人向け営業の場合、「暑
い中で外回りなんてとんでもない!」と
いうことで、日中はどこか涼しい喫茶店
などでテレビの高校野球を見て、夜にな
ると営業に回る。「日中に稼がなくてい
いのか?」 となりますが、そこはこの人
のしたたかさ。昼間に営業に歩いたって、
他にも様々な会社の営業が押し掛けて、相
手はうんざりしているでしょう。でも夜な
ら、ライバルたちは皆仕事を終えて帰った
後、ゆっくり営業ができる。しかも「こん
なに夜遅くまで頑張るなんて、お前は偉い
な」と好印象すら持たれる(笑)。

どうですか? まさに一石二鳥でしょう。
「逆転の発想」 とも呼べるかもしれませ
んが、こういうことを 「したたかさ」と
言うのです。世の中の人は 「まじめであ
る」とか「一生懸命である」ということを
美徳としがちです。しかし、残念ながら経
済社会は数字こそが人格です。世間が素晴
らしいと言っているのは、その人の人格で
はなく、その人がもたらしてきた数字なの
です。このことを肝に銘じて、すべてそこ
から発想するようにすれば、個人の能力は
伸び、会社の業績も確実に上向いていきます。

では、また。・・・・

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本日の言葉の定義・・・・「キーマン」
営業マンの仕事は、どこを訪問するか
よりも、誰に会って来たかのほうが重要
です。その人に「よろしい」と言わせて
しまえば、あとの仕事は事務的にどんど
ん進みます。いくら話しやすい人と話を
しても、進歩はありません。
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