離れる戦略

2015.5.19(火)以前、「ゴホンと

いえば龍角散」 という フレーズで有名な、

株式会社 龍角散 の8代目社長、藤井隆太氏

のインタビュー記事を見ました。

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伝統薬の龍角散は 1797年に作られ、

1871年に創業(会社設立1928年)の

非常に長い歴史を持つ製品です。秋田・久保

田藩の製品を全国に販売し、テレビの黎明期

からCMを打つなど、全国的な知名度を持つ

製品に成長を遂げていきます。

ところが1970年代からジリジリ売上が

減少、伝統と知名度のある製品ゆえに、社内

の危機感は薄いままに時間が過ぎていきます。

藤井氏が社長に就任した頃(1995年)には、

負債が40億円と年間売上とほぼ同額に達して

いる状態でした。 藤井氏は、財務状況を見て

「5年以内、早ければ3年で倒産する」と判断

します。

そこで藤井氏は、一切の責任を引き受ける形

で大転換を決断します。社内の古い常識、過去

の発想から離れる新たな道を選んだのです。

藤井氏は、「離れる戦略」の重要な要素とし

て、次の3つを上げました。

 

1)顧客の生の声を集めてトップが直接触れる

2)社員全体を説得するのは諦め、小さなチー

ムで挑戦を始める

3)製品ではなく社会的役割から市場を考える

 

詳細については長くなりますので割愛させて頂

きますが、「離れる戦略」をとり、大改革を行

った結果、現在では倒産の危機に瀕していた社

長就任当時の2倍の売上高に迄成長しています。

藤井氏は、今また、新たに「現在の成功体験

から離れる」ことを最大の目標としています。

20年前は財務上の危機でしたが、現在は成功

による慢心の危機を迎えていると、藤井氏は指

摘しています。

100年以上の歴史と伝統に浸かりきった企

業の改革は並大抵では無かったと想像出来ます。

しかし、逆に言えば、100年以上の歴史を誇

る老舗の企業であっても、時代にあわせて変化

しなければ、存在できなかったのです。

個人であっても、企業であっても、変化は必

ず苦しみを伴います。ですから人は潜在的に変

化を嫌います。しかし、苦しみを避け、変化か

ら逃げていては、個人も企業も成長はありませ

ん。目標達成の為に時代の変化に応じて自らを

変化させなければ、未来の安定はありません。

変化する勇気、変わり続ける意識をしっかり

と持って、進みましょう。

では、また。・・・・・・

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本日の言葉の定義・・・・・「緊張」
自分のレベルが下がる。汗をかいたり、体が
固まったり、思考が一方通行になる。
回数をこなすしかない。
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