質より量

2015.7.18(土) 社員教育において

「質」を重視する人がいます。少しでも高度

な研修を、少しでも充実したOJT(On the

Job Training)を、と。

rear view of a businessman training business executives at a seminar

その気持ちはわからぬでもありませんが、

私はこと教育において質を追究することには

きわめて懐疑的です。量を与えることこそが

正しいと考えています。

例えば新人教育を行う場合、昨日今日入っ

てきたばかりの(つまりは赤児同然の)新人

に、いきなり「高邁な」概念だの理念だのを

教えても仕事はできるようにはなりません。

最初のうちは小さな仕事や、簡単な仕事を、

しかし大量にやらせて少しずつ慣らせ、体得

させていくしかありません。

では、「量を与える」とは具体的にはどう

するのか。それは、1日に30分でいいから、

先輩社員に新人の面倒を見させる時間をつく

ってください。なんでもかまいません。お客

様訪問に同行させるでもよし、単純作業を手

伝わせるでもよし。

上司の手は放していいのです。上司が先頭

に立つと、教育内容が高度になりすぎる恐れ

があるからです。しかし目は放さないでいて

ください。先輩社員が(悪意なく)間違った

ことを教える可能性もないではないからです。

もちろん、間違いを教えていると判断したら

その場で、あるいは少なくともその日のうち

にフォローや軌道修正することをお忘れなく。

質の追求というと非常に聞こえがいいです

が、大きな問題点がふたつあります。まず、

レベルの低い社員に高い質のものを与えても

理解できないことです。まさに「豚に真珠」

の状態になります。もちろん口では「わかり

ました」というでしょうが、絶対に理解など

していません。右から左に抜けて終わりです。

さらに大きいのは、教える側の負担が無視

できなくなることです。「高い質の教育を」

と考えたとして、ではその教育システムはい

つ完成するのでしょうか。忙しい上司はどう

やって高品質な教育を施していくつもりでし

ょうか。上司があれこれ悩んでいる間に、新

人は急速にさぼりのスキルを蓄えていきます。

となれば、とにかく早く教育に着手しなけ

ればいけません。それには「質」などと考え

ている暇はない。とりあえず一番適している

と思われるものから、どんどん与えていくの

が正しい対応です。レベルが著しく違えば、

その時点で直せばいいだけの話です。特に新

人や中途入社社員に対しては「質」など全く

無視していい。量を追究した教育の方が遥か

に彼らは成長します。

では、また。・・・・

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本日の言葉の定義・・・・・「減点主義」
無能な管理職の得意技です。アラを探し、
欠点を見つけ、それも大勢に影響のないよ
うな問題を取り上げ、重箱の隅を楊枝でつ
つく。
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