優秀過ぎる管理職が組織をブラック化する.2

2017.9.26(火)

昨日の続きです。まずはたとえ話から。

あなたは今、複数の部下に対し、一斉に

「回れ右をしなさい」と号令をかけています。

ところが部下は、そもそも「回れ右」の意味が

わからない。わからないから動かない。正確に

言うなら「動けない」。

ところがあなたは優秀さゆえに、部下の

「わからない」が理解できていないので、

「たかが回れ右くらいのことじゃないか。

どうしてそれができないのだ」と業を煮やし、

つい語気なんぞも荒くしてしまう。すると

あなたの部下は、自分の無知を反省する

どころかこう思うのです。

 

「いったいP課長はなにを言ってるんだ」
「全然理解できないね」
「だいたい、理解できるような指示をしない
P課長が悪いでしょう」
「あーあ、ブラック企業に入っちゃったよ」

 

身勝手なものですが、嘆いてはいけません。

部下とはそういうものだからです。しかし

「そういうものだ」と諦めてもいけません。

組織の衰退を招くからです。

では、どうしたらいいのか。一つのやり方は、

面倒でも「部下の数だけ個別対応する」です。

年かさのAくんは「回れ右」が通じるから、

そのままでよし。ところが準新人のBくんには

それは通じないので「じゃあそのまま180度

回転してみようか」と指示する。さらに新人の

Cくんはそもそも「180度」が何かわからない

ので、「今、君は山の方を向いているね。じゃ、

次は海の方を見てみようか」と言う。

こうして手を変え品を変え、時には表現や

言葉を変えて全員に回れ右をさせるのです。

面倒だ? そりゃ当然そうでしょう。でもその

面倒を厭わない人が管理職となる資格を持つ

のです。

一度の号令で全員が回れ右してくれたら

楽ですよね。効率的ですよね。私も、性懲りも

なくと言うべきか、いまだに「我社もそういう

風にならないかな」と甘いを見ます。

ところが、なまじ優秀な社長・管理職は、

「優秀さゆえに」その夢が実現可能なものと

思い込んでいる。この思い込みが組織の

ブラック化を招くのです。夢はあくまでも夢、

現実のものではないのに・・・。

もう一つのやり方は、「部下をして語らしめる」

です。自分は今後、この会社でどうしたいのか。

どうなりたいのか。給料はどれくらいほしくて、

役職はどうでありたいのか。こういうことを

個別面談で部下自身に語らせる事が出来れば、

あなたはそれを実現するための具体的な

アドバイスができます。具体的なアドバイスが

あれば、部下はそれを元に実行計画書を

つくることができます。

するとどうなるか。具体的な計画書がある

のですから「やるべきこと」も明確になり、

ブレが極めて少なくなります。尚且つその計画

書は、先に記したとおり部下本人の口から出た

言葉を元にして、他ならぬ部下本人が作成した

ものである訳ですから、多少しんどいことが

あっても耐えられます。

部下は、上司にねじ伏せられたと感じると、

所属する組織をブラックと見做す様になります。

部下は、いや人間は、他人に説得されたくは

ありません。何よりも自分の言葉に説得されたい

生き物です。あなたは管理職として、こういう

人間心理をよく理解しておく必要があります。

では、また。・・・・・・

 

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本日の言葉の定義・・・・・・「 理想 」
現在にないものです。未来にあるものです。
現在は不満なのです。現在から理想にたどり
つくまでを戦いと言う。
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