「辞めたい」という部下を引き留めるな

2017.10.19(木)

永年苦楽を共にしてきた部下が、あるとき

急に「会社を辞めたい」と言いだしました。

非常に残念なことですが、日常ままある光景

です。さて、皆さんはこんな時どうしますか?

恐らく「事情を聞いて引き留める」という方が

大部分なのではないでしょうか。

しかし、実のところこれは、愚の骨頂と

言わざるを得ません。「辞めたい」という部下を

引き止めてはいけません。

皆さんは「辞めたい」と言い出した部下を

何故に慰留しようとするのですか。単純に、

戦力が落ちて業績に影響するからという理由

ではないですか。その気持ち自体は私もよく

分ります。しかしそれはあくまでもこちらの

都合であって、辞めたいという本人の意志を

鑑みたものではありません。強引に引き留め

ても、彼は最早「心、此処に在らず」です。

戦力を発揮してくれるどころか、寧ろ部門の

お荷物にすらなりかねません。だとしたら、

やはり気持ちよく送り出してやるべきです。

そもそも皆さんの腹心の部下は、どうして

辞めたいといいだしたのか。年老いた親の

介護などといった家庭の事情でもなく、部門

内のコミュニケーションにも問題はないと

すれば、他に考えられる理由はただひとつ、

会社の変化についていけなくなったから」

です。

会社は常に変化しています。取り扱う商品や

サービスが変わったり、大規模な組織替えが

あったり、人が増えたり減ったりと。 当然、

仕事の内容も変わりますし、やり方も変わる。

ところが人間は保守的で、本質的に変化を嫌う

生き物です。職場環境の変化が、自分の許容

範囲に収まっている内は良いのですが、それを

超えると強いストレスを感じるようになる。

だから辞めたいと言うのです。

しかしこれは本人が悪いのではありません。

ただ会社の価値観と本人の価値観がズレて

きたというだけのことです。世の中には変化の

ゆるやかな職場はいくらでもあるし、より彼の

価値観にマッチした会社もたくさんある。

ならば新天地で本領を発揮してもらった方が

余程お互いのために良いです。

組織は、常に人材が流動するのが自然です。

常に人が入れ替わり、新陳代謝を続けている

組織こそが健全です。勿論のことですが、そう

だからと言って、無理やり首を切って新陳代謝

を促すなどといった行為は厳禁です。あくまで

本人がついてこれなくなった、或いは逆に本人

の成長が著しく、会社が物足りなく感じる様に

なった為に辞めたくなったが正解です。

ですから私は「辞めたい」と申し出た社員を

引き留めません。例外的にまだ入社数ヶ月

という右も左も分らない社員が「辞めたい」

と言い出した場合のみ、理由によっては

慰留する場合もありますが・・・。

この人材確保の難しい時代に何てことを

言うんだ。という声が聞こえてきそうですが、

このことは是非、心の片隅にでも留め置き

頂ければと思います。

では、また。・・・・・・

 

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本日の言葉の定義・・・・・・「 練習 」
本番の時よりも悪い条件で行う。そのほうが
本番の時、精神的に楽になる。
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