無礼講

2013.12.9 (月)

前回のタイトルが「忘年会」だったので、
今回はその関連で、「無礼講」です。
(短絡的に過ぎますか? 笑)

会社の忘年会やの打ち上げなどの宴会ではよく
「今日は無礼講でいこう」なんて言いますが、
その意味や由来について少し調べました。

現在、普通に使われている「無礼講」とは、
身分・地位の上下を抜きにして、楽しむ酒宴
のことです。 念のため広辞苑を引くと、
「貴賎・上下の差別無く礼儀を捨てて催す酒宴」
とあり、上下関係を忘れて飲む宴という意味です。

無礼講

 

では、その由来はというと・・・

「無礼講」は後醍醐天皇が鎌倉幕府(北条氏)を
倒す意思を探るために美濃源氏の土岐頼貞、
多治見国長、足助重成らを招いたという
遊宴に由来するようです。
その席では内容が外に漏れない様身分関係を
抜きにしてハメをはずした酒宴を催したわけです。
もちろんこれは世をあざむく為の宴にかこつけた
協議の場でしたが、毎日続く常識や礼儀をを欠いた
酒宴の様子に驚いた人々がそれを「無礼講」
と呼んだと言われます。

平安時代の公家社会の宴席では席順が偉い順に
ビシッと決まっていて、座席も違いがありました。
彼ら公家は一度その座に坐ると、
決して他の座席に移ることはしませんでした。
宴が始まると、上から順に盃が回され、
これが一巡すると「一献」といい、
2度目が「二献」、3度目が「三献」です。
これを一気に回すわけではないので、かなり時間がかかり、
それの間に歌合わせがあったりいろいろしますし、
盃が回ってくる間に酌をする奉仕者たちが来たりしますから、
別に座席を立つ必要もなく宴会は進んでいきます。
これが古代からの「宴会」でした。

ところが、そう言ったしきたりを無視して
後醍醐天皇たちは酒宴をやらかしたので、
無礼講と言うようになったと言うことです。
ですから、この「無礼講」の元々の意味は、
「本来座席を立ってはならない参加者が席を立ち、
酌をすること」を言いました。
会社の宴会とか接待に見られる、あの挨拶代わりのお酌です。
許しも得ずに上の座席ににじり寄るわけですから、
これは無礼以外の何物でもなく、だからこそ
「無礼講」と呼ばれるわけです。

私達は普段何気なく使っていて、その意味は
なんとなく解っていても、その由来まではなかなか
知らないものです。調べてみると結構面白い事が
多いですね。  では、また。・・・

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