支払手形

2017.11.14(火)

B/Sの負債の部で、最も上位にあるのが、

「支払手形」です。この欄に、「0」以外の

数字が記載されている会社は要注意です。

支払手形による決済は、常に倒産の危険と

背中合わせです。利益が出ていても、支払手形

でピンチに陥る会社が後を絶ちません。

支払手形を発行している会社の業績が悪く

なると、社長は1ヶ月30日が20日位に

感じるようになります。頭の中は事業では

なく、手形の決済でいっぱい。資金繰りで

駆け回っても時間が足りず、決済日が近づくと

「あと10日あったら・・」と考える。

例えば、ライバル会社の倒産で、一時期、

注文が殺到するようになったとします。

メーカーからの仕入れを増やして対応し、

手形で支払いを行ったというケース。

こういったケースで、売上が増えている

間は、支払手形でも何ら問題ありません。

しかし、このような売上増加は何時までも

続くものではないので、しばらくすると

必ず売上が下降します。するとその結果、

仕入の支払いに回すお金が不足します。

たとえ数千万円の計上利益があったとしても

不足してしまうケースが多いです。そして

倒産に至るのです。いくら黒字経営であっ

ても、現金が不足すれば不渡りが発生し、

倒産するのです。

売上が増えている時期は、支払手形も

問題は表面化しません。しかし、一度

売上がダウンすると、支払期日が重い

プレッシャーとなって襲い掛かってくる。

こうした心労は、支払手形で決済している

限り、どの社長も他人事ではありません。

心労で済めばまだいいですが、泣くに

泣けないこんな例もあるます。

A社の社長が資金繰りに困り、取引先の

B社に「手形のジャンプ(ジャンプとは、

支払いの期日を延ばしてもらう事)」を依頼

しました。

A社は黒字経営で、B社とも長い付き合い

があったため、B社の社長はジャンプを

快諾しました。ところが、手形のジャンプを

引き受けたことを経理担当に伝え忘れた為に、

経理は銀行に支払手形を取り立てに回して

しまっていた。

その結果、A社の当座預金は残高不足に

なってしまい、銀行は慌ててA社社長に連絡

しましたが、運悪く会社が休業日で、社長も

海外旅行中で連絡がとれない。結局、決済が

出来ずにA社は不渡りを出して倒産した。

支払手形とは本当に恐ろしいものです。

借入金は、返済日にお金がなくても「待った」

ができます。しかし、支払手形は期日に残高

が足りなければそれでお終い。会社が黒字でも

うっかりミスが命取りになることもある。

我社も今期より手形の発行を辞めました。

今月末のB/S負債の部の支払手形は「0」

です。皆さんも万一に備えて御一考下さい。

では、また。・・・・・・

 

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本日の言葉の定義・・・・・・「 安全 」
危険な作業や施設をなくすこと。そして危険
を未然に防ぐ方策を講じることです。現代は
水と空気と安全はタダではない。(海外旅行
に行ってなぜ高級ホテルに泊まるのか、それ
は命を預けているからです。
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私共はこのようなパッケージを製作しております。

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