経営は「率」でなく「額」が全て

2018.1.10(水)

多くの社長さんが会社の数字を「額」では

なく「率」で見てしまう傾向にあります。

たとえば、粗利が20%・売上高1億円の

A事業と、粗利5%・売上高10億円のB事業

があったとします。会社にとって大切な事業は

いったい、どちらの事業でしょうか?

「率」で考える社長は、A事業の方が大事で

あると考えます。A事業の原価は8000万円、

B事業は9億5000万円。B事業の方が多額の

お金がかかっているのに、粗利が低くて資金効率

が悪い。だからB事業よりA事業の方が優秀だ。

という訳です。

しかし、この考えは間違いです。ちょっと

計算してみれば一目瞭然。A事業が生み出す

利益は2000万円。対してB事業は5000

万円。額で考えれば、会社に貢献しているのは

圧倒的にB事業の方です。

このことをきちんと理解していないと、

A事業にエース級の社員を集めてB事業を

ガタガタにしてしまうという間違いを犯す

危険があります。屋台骨がグラつけば、

会社そのものが傾いてしまいます。

経営を支えるのは「率」ではなく「額」です。

ところが、税理士や会計士の多くは、ココ

でも「率」を強調します。彼らが企業を評価

するときに使う指標は「総資本利益率」「自己

資本比率」「売上高営業利益率」「総資本回転率」

率、率、率、みんな率です。

このような指標を理解したところで何の役

にも立ちません。例えば、「総資本利益率」は

全業種平均が3%程度(製造業4%、非製造

業2.6%程度)で、それ以上だと優良企業

だと言われますが、それは固定資産を多く

持っている大企業の話。身軽な中小企業が

2~3%程度なら、決していい水準ではあり

ません。

このように企業規模で指標の見方が変わって

しまい、実に使いづらい。社長が使う指標と

しては、観念的すぎて、経営の道具として

役立ちません。

数字が苦手で、会社の数字あまり見ない社長

さんも多いかと思いますが、苦手意識は何処か

へ追いやって、自社の数字と向き合って下さい。

経営判断に難しい計算は不要、足し算と引き算

が出来れば充分なのですから。

数字に苦手意識のある人は、「率」を捨てて

下さい。「率」計算は割り算ですから、必要あり

ません。「率」で見るクセのついてしまっている

人は、今一度基本の「+」「-」に立ち返って

下さい。

では、また。・・・・・・

 

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本日の言葉の定義・・・・・・「視点」
新入社員は葉を見て仕事をし、主任は枝ぶり
を見て仕事をし、係長は木を見て仕事をする。
課長は林を見て仕事をし、部長・役員は森を
見て仕事をする。社長は森林を見て仕事を
しないと大局を誤る。
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