仕事を管理するためのポイント
2018.5.14(月)
私共のような小規模の会社において、管理
職にある者が仕事を管理するためには、2つ
のポイントがあります。
まず1つは、難しい要求はしないことです。
たとえば、月に100万円を売り上げるのが
やっとの部下に対して、「今月は1000万円
売って来なさい」なんて指示を出してはいけ
ません。私共のような小さな会社に入社して
くる人材(有難い人材)は、「それなり」の
人材でしかありません。いきなり高度な要求
を見せたところで、出来るはずないですから。
目安としては・・そうですね、「前月比5
パーセント増」くらいでしょうか。すなわち
先月100万円売り上げた部下に対しては、
今月は105万円を目標の目安にしておく。
これくらいなら皆さんの指導と、部下の多少
の頑張りでなんとかなります。但し、「12
カ月連続で5パーセント増」となると、これ
は明らかに「高度なこと」になってしまい
ますから、適宜差配してください。
そしてもう1つのポイントは、仕事の徹底
の為に必要ならば、低レベルで凡庸なことも、
徹底する努力を厭わないことです。
たとえば我社には、M君というめっぽう朝
に弱い社員がいます。平均して月に3~4回、
安定して遅刻してきます。はじめの内は直接の
上司の指導に任せていたのですが、どうにも
改善の兆しが見えません。
見兼ねた私は、M君を直接叱りました。
するとしばらくは遅刻せずに出社するように
なりましたが、それも長くはもたず、3カ月
もしない内に、またちらほら遅刻するように
なりました。
このままでは私が他の社員に舐められます。
困った私は、今ではモーニングコールでM君を
起すようになりました。
昨日今日社会人になったばかりの人間では
ない、いい大人に対して何故そこまで世話を
やかねばならないのか、バカげた話だと思わ
れた方も多いでしょう。私も心情的にはそう
思います。
しかし、こういう低レベルなことをしてでも
会社の決まりである以上、徹底して社員に守ら
せることが重要なのです。こういったことが、
会社の方針や命令をきちんと守らせることに
繋がるからです。
会社のルールや方針・命令は、何が何でも
守らせる。ということを徹底して行っている
からこそ、業績も上げていけるのです。
~~少しでもご参考になれば幸いです。~~
では、また。・・・・・・
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タグ:「それなり」の人材